一括見積もりで自動車保険を効率的に安くする方法

みなさんが任意自動車保険会社を検討するにあたり、忘れがちな任意自動車保険会社のロードサービスについてまとめてみました。

基本的に各任意自動車保険会社のロードサービスは無料部分と有料部分とに分かれます。

ある一定の距離が無料、それ以降は有料となる場合が多く、車両が転覆や横転等でクレーン作業をした場合などは別途その作業代が有料になります。

有料部分は契約者が自己負担するか、もしくは車両保険を使う事有料部部の出費を賄う事が可能です。

ですから、車両保険を付帯していて車両保険を使用する場合は無料部分を超えた部分についても金銭的負担はありません。

しかし、車両保険の付帯がなく対物賠償保険しか付帯のない場合は自己負担となります。

（図挿入）
自損事故で回収ができない場合と対物があって回収ができる場合

また、ロードサービスにはサービスを受けるための条件があります。

交通事故当時にロードサービスへ電話でロードサービスを要請する場合のみロードサービスのサービスが受けることができます。

例えば、交通事故の際懇意の修理工場に現場から指定場所まで車両の引き上げをお願いし、後日にロードサービスへ連絡し請求してもロードサービスのサービスは受けられませんので注意が必要です。

（図挿入）
事故→警察・救急へ連絡→事故受付と同時に必要に応じてロードサービス申請→帰宅、車両を修理工場へ搬入

交通事故の場合、現場で警察官が勝手にレッカー業者を手配してくれて車両を別の場所へ移動した場合もロードサービス適応外になる任意自動車保険会社がありますのでこれについても注意が必要です。

ロードサービスを呼んでもなかなか来てくれなかった、ロードサービスのコールセンターが混み合っていて電話がなかなかつながらなかった等、ロードサービスの対応は各任意自動車保険会社によってまちまちです。

保険料金の安いダイレクト型の任意自動車保険会社はロードサービスのコールセンターを外注に任せている場合が多く、お盆や正月など交通事故の多い繁忙期は人員不足が懸念されます。

ですからダイレクト型任意自動車保険会社を比較するのはロードサービスの手厚さも比較検証する必要があります。

また、全般的に各任意自動車保険会社によってロードサービスの無料搬送距離はかなり差があります。

長距離移動が多い方はロードサービスの無料搬送距離を事前に調べることも賢く任意自動車保険に加入するポイントになります。

下記に各任意自動車保険会社のロードサービスを表にまとめましたのでご参考下さい。

（図挿入）
各ロードサービス比較表

交通事故で有用な手段としては、ロードサービスの無料搬送とJA会員の無料搬送とを併用することです。

JAF会員であれば日中一般道15kmが無料搬送距離です。

任意自動車保険会社のロードサービスが700円/kmほどですから、10,000円分ほど余分にロードサービスが受けられる計算になります。

JAFは年会費と入会金で6,000円、家族の誰かが先に入会している場合は年会費の2,000円だけでコストが収まりますので検討してみるのもいいでしょう。

• 無料部分と有料部分があることを把握しておく。
• 車両保険の付帯がない場合は自己負担が出る可能性がある。
• 相手方にある交通事故の場合は相手方へ請求できるので請求書は保管すること。
• 対物賠償保険だけの付帯ではロードサービスの有料部分は自己負担になることもリスクとして理解しておく。
• 交通事故時はまず、ロードサービスへ連絡し、ロードサービスの要請をすること。
• 自身の自動車の使い方とロードサービスのサービス内容が合っているかを検証し加入する任意自動車保険会社を検討する。
• JAFの加入状況も把握しておく。