一括見積もりで自動車保険を効率的に安くする方法

コツン事故でも案外お金がかかる!?

コツンと当たっただけの軽微な交通事故。
交通事故とよぶのも大袈裟なくらい、衝撃もなく単にコツンとしか当たってない事故、いわゆるコツン事故でも意外とお金がかかります。

 

赤信号待ちでうっかりブレーキを踏む足が緩んで、慌ててブレーキを踏み直したけど間に合わずに前の車にコツン。

 

小さい交差点の出会い頭で向こうから来ている車に気がついて慌ててブレーキを踏んだけど間に合わずにコツン。

 

駐車場で後退してたら死角に入って見えなかった車のフロントバンパーにコツン。

 

駐車場内はもちろん、街中、特に住宅街の裏路地ではコツンと当たるコツン事故が非常に多いです。

 

駐車場内で言うと、車から出ようと開けたドアが隣の車にコツンと当たってしまったトラブルも、コツン事故に分類されますね。

 

そんなコツンとちょっと当たっただけだからこそ、解決までの進め方が逆に困るコツン事故についてまとめてみました。

 

目次

 

コツン事故の加害者さんへ
コツン事故はこう攻略する(保険を使いたくない人へ)
コツン事故はこう攻略する(保険を使うか迷う人へ)
コツン事故はこう攻略する(保険を使う人へ)
コツン事故の被害者さんへ
コツン事故の被害にあった!どうしたらいい?
車の損害が超微妙!直さないと当てられ損なの?
少しの損害でも損害!相手が請求に応じない場合
車の修理先はどこでもいいの?

コツン事故の案件例

コツンと当たった交通事故は果たしていくらくらいの費用がかかるのでしょうか。

 

実際、筆者が日常業務で担当した案件を例に見て行きましょう。

 

案件1
信号待ちから発進でうっかりコツン。
赤信号から青信号に変わり、前の車が進んだと思いブレーキから足を離したが、実際はまだ進んでいなかったことに気づき、慌ててブレーキを踏み直したが接触した。
相手の車は国産ワンボックスカーで、リヤバンパーに5cm程度の薄い傷がついた程度だったが、送られてきたディーラーからの修理見積はリヤバンパー取替、リヤゲート下部の補修で、おおよそ120,000円だった。
また、修理費用の他に修理期間1週間分のレンタカー費用が70,000円も請求された。

 

案件2
駐車場で我が子が隣の車のドアにコツン。
駐車場で駐車後、後部座席の子供が車外に出る為ドアを開けたところ、大きくドアを開けたため、隣に駐車していた車のドアにドア同士が接触した。
自分の車のドアはドアのエッジ部が接触していたので無傷だったが、隣の車のドアの真ん中付近が10cm程度縦長にへこんでしまった。
修理内容はドアの板金と塗装でおおよそ75,000円、それに修理期間中のレンタカー費用が1週間で56,000円、合計131,000円を請求された。

 

案件3
すれ違い様(離合時)にサイドミラー同士がコツン。
狭い道で対向車とすれ違う際、左に寄せて停車してくれた対向車の横を通り過ぎようとしたところ、自分の車の右サイドミラーと対向車の右サイドミラーが接触。
対向車の右サイドミラーはウィンカーが付いているタイプの物で、新品の右サイドミラーの取替で45,000円、3日間のレンタカー費用で15,000円、合計60,000円を請求された。

 

いかがでしたでしょうか。
コツンと少し当たった程度でも意外と費用がかかる事がお分かり頂けたかと思います。
特に、駐車場内でドアが隣の車に当たってしまったコツン事故やコツンと追突してしまった等、一方的過失の交通事故については修理期間中の代車やレンタカーの費用も負担する事になるのでその分費用がかさんでしまいます。

 

任意自動車保険会社は交通事故の被害者、加害者の損害を確認し損害金額の算定を行います。
算定するに当たっては任意自動車保険会社一律の損害認定基準を設けてます。

 

個人間の減額交渉とは違い、任意自動車保険会社はあくまで適正化を行うだけなので過度な減額交渉はしません。

 

その結果、感覚的に外観上のぱっと見の損害状況よりも費用が高くなる傾向にあります。

 

代表的な例としては樹脂製の前後バンパーに対する認定基準です。

 

輸入車等で余程高額なバンパーでない限り樹脂製前後バンパーの損害認定は、例え損害が軽微なものであっても多くの場合は取替の認定になります。

 

リペアペンで少し塗れば目立たなくなりそうな軽微損害や、拭いたら取れそうな軽微損害であっても取替の認定になる傾向があります。

 

当初は任意自動車保険を使うつもりがなくても、こうした事で費用がかさみ、結局任意保険の使用を余儀なくされることがあります。

 

ですから、コツン事故に限らず任意自動車保険会社に交通事故の対応を任せるに当たってはそうした心構えが必要です。

コツン事故の加害者さんへ

コツン事故を起こしてしまったときの対処はどうしたらいいでしょうか。

 

コレって交通事故っていうの?
警察への届け出は必要なの?
任意保険会社に報告って必要なの?
結局いくら賠償しないといけないの?
相手から見積金額を提示されたが妥当かどうかわからない
相手から高額を請求されている気がする

 

当ててしまったのだけどパッと見の損害がごく僅かで微妙過ぎてどうしたらいいか分からないなど、毎日のようにそんな相談を受けます。

 

ここではそんなコツン事故の加害者さんの疑問に全てお応えします。

 

コツン事故でも事故は事故!警察への届け出は当事者の義務!

 

まず警察庁での交通事故の定義は…

 

「交通事故」とは、道路交通法第2条第1項第1号に規定する道路において、車両等及び列車の交通によって起こされた事故で、人の死亡又は負傷を伴うもの(人身事故)並びに物損事故をいう。(出典 警察庁)

 

と定義づけられています。

 

そして、警察への届け出において道路交通法では72条に以下のような義務付けをしています。

 

第七十二条 交通事故があつたときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員(以下この節において「運転者等」という。)は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。この場合において、当該車両等の運転者(運転者が死亡し、又は負傷したためやむを得ないときは、その他の乗務員。以下次項において同じ。)は、警察官が現場にいるときは当該警察官に、警察官が現場にいないときは直ちに最寄りの警察署(派出所又は駐在所を含む。以下次項において同じ。)の警察官に当該交通事故が発生した日時及び場所、当該交通事故における死傷者の数及び負傷者の負傷の程度並びに損壊した物及びその損壊の程度、当該交通事故に係る車両等の積載物並びに当該交通事故について講じた措置を報告しなければならない。
(道路交通法第72条 抜粋)

 

 

〜について講じた措置を報告しなければならない。とあるので、警察への報告は道交法上義務付けられているのです。

 

ただし道路交通法第72条ではあくまで、交通事故があったときは、と謳われています。

 

警察庁の定義では、交通事故とは道路交通法第2条第1項第1号に規定する道路において、とありますからあくまで交通事故とは、道路交通法第2条第1項第1号に規定する道路での事象を指します。

 

ですから、道路交通法第2条第1項第1号に規定する道路ではない、私有敷地内である駐車場での接触事故等は交通事故ではないので、理屈からすれば警察への届け出は不要となります。

 

しかし、私有敷地である駐車場内での事象であっても、相手方への誠意の一つとして、警察への届け出は行っている方が望ましいでしょう。

 

一方で、任意自動車保険会社の保険約款の賠償条項においては交通事故と断定的に表現していません。

 

各社一律の考え方のもとで、下記のような事柄を根底に対物賠償保険を支払う為に保険対応をしています。

 

契約自動車の所有、使用または管理に起因して他人の財物を滅失、破損または汚損した場合に、被保険者が法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害に対して、賠償責任条項および基本条項に従い保険金を支払う。

 

このような約款内容なので、駐車場で車から出ようと開けたドアが隣の車にコツンと当たってしまったというような、警察庁の定義する交通事故ではない私有敷地内でのトラブルにでも、任意自動車保険の対物賠償保険が適応になるのです。

 

また任意自動車保険の対物保険は、警察への事故届けをすることでその後入手可能な事故証明書がなくても対応することは可能です。

 

しかし、任意自動車保険の車両保険が車対車限定A等の限定付きの車両保険の場合は事故証明書が必要となりますので注意が必要です。

 

そういった面でもコツン事故で大した損害でもないからとか、怪我がないからとか、自己判断や相手との協議で警察に報告しないままことを終えないでください。

 

筆者が普段、任意自動車保険会社の損害サービス部門で仕事をしている中で、交通事故を警察に事故当日報告しなかった場合に、よく目にするトラブルを以下にまとめました。

 

トラブル@
交通事故の当事者間で協議をし、双方合意の上で警察へ事故報告をしなかったはずなのに、後日突然警察が自宅に訪れてひき逃げの加害者にされて任意同行を求められた。

 

トラブルA
交通事故の当事者間で協議をし、双方合意の上で警察へ事故報告をしなかったはずなのに、後日交通事故の相手親族から憤慨して電話がかかってきて脅された。

 

トラブルB
交通事故の現場で当事者間で協議をすることなく、なんとなくその場の空気でお互いが警察への報告を提案しなかった。その後、互いの任意保険会社同士で和解に向けて話す際に、相手が警察も呼ばないで誠意がないと一方的にゴネだしスムーズに解決が出来なかった。

 

トラブルC
交通事故の当事者間で協議をし、双方合意の上で警察へ事故報告をしなかった結果、事故の相手方に嘘の個人情報を伝えられており賠償してもらえなかった。(当て逃げ被害)

 

トラブルD
交通事故の当事者間で協議をし、双方合意の上で警察へ事故報告をしなかった結果、交通事故証明書が入手出来ず、自身の車を直す為の車両保険(車対車限定A)が使えず保険金がおりなかった。

 

トラブルE
交通事故当日に当事者間で協議の結果、警察への届け出をしなかったが、後日、警察への届け出をしようと交通事故の相手から持ち掛けられしぶしぶ合意。
警察へ相談した結果、後日警察署へ交通事故の報告をしに当事者両方で行くことになり、仕事も休むことになり思わぬ時間を取られた。

 

 

いかがでしたでしょうか。
相手と話し合って双方で合意だったはずが、全然違うことになり窮地に立たされている方をよくお見受けします。

 

自分が不利益を被るかもしれない、免許証に傷がつくのが嫌だ、急ぎの約束がある、面倒なのでさっさと済ませたい。こうした思いから、当事者間で協議されて、警察へ交通事故の報告を怠る方がおられます。

 

しかし、それが仇となり、後からもっと面倒なことになる可能性もありますので、交通事故やトラブルについては警察へ当日に事故報告されることをお勧めします。

 

やってしまったコツン事故はこう攻略する(加害者側で保険を使いたくない人へ)

 

コツンと接触しただけの軽い交通事故で加害者になってしまったあなた。

 

警察へ事故報告を済ませ、次は交通事故の相手と和解解決までのやりとりをしなくてはならなくなります。

 

コツンと当たった軽微な交通事故で任意自動車保険を使い、保険料金が上がるのはちょっと腑に落ちませんよね。

 

ここからはコツン事故で加害者になってしまったものの任意自動車保険を使いたくない人へ交通事故の相手と和解解決までの方法と手順をお教えします。

 

はじめに。任意自動車保険会社に報告=任意保険使用確定ではない

 

まず知って頂きたいのは任意自動車保険会社に交通事故の報告をするだけで任意保険の使用が確定されるわけではないという事です。

 

交通事故報告→損害確認・損害金額算定→相手への賠償金額が確定→相手と和解解決→賠償金支払い

 

あなたが任意自動車保険会社に交通事故の報告をすると、任意自動車保険会社は上の通りの手順で案件を進捗させます。

 

相手への賠償金額が決まり、賠償金支払いの場面で相手への賠償金を自分で払えば、あなたの任意自動車保険は使った事にはなりません。
当然翌年度の等級は下がりませんし、保険料も上がりません。

 

任意自動車保険会社へ交通事故報告後、担当者との打ち合わせの際に、相手の賠償金額が分かり次第、任意保険を使うか自己負担をするか決めるので、賠償金額が確定したら教えて欲しいと事前に打合せをすればいいのです。

 

注意!任意自動車保険会社は一律で損害認定基準が決まっている

 

任意自動車保険会社では、損害保険協会を通じてある一定の損害認定基準を決めています。

 

原則として、損害調査を行うには損害保険協会の協会資格が必要となります。

 

その資格保持者をアジャスターといい、見習から二級まで階級分けされています。

 

コツン事故の案件を対応しているとよくあるトラブルの一つに、相手車両の修理費用の金額を巡るトラブルがよくあります。

 

コツンと接触しただけの軽微な交通事故による軽微な損害であっても、大抵の場合、国産乗用車の樹脂製バンパーの損害については取替の認定をしています。

 

コンパウンドで丁寧に磨けば消えそうな損害であっても、樹脂製バンパーの損傷については大抵の場合取替の認定となります。

 

従って賠償金支払いの際、想像以上に相手の修理費用が高額になる場合がありますので、あらかじめ注意が必要です。

 

まずは自分で相手側とやりとり(交渉)をしてみる。

 

さて、任意自動車会社に交通事故の報告をするだけでは、保険を使用したことにならないということがお分かり頂けたかと思います。

 

しかし、任意保険会社で交通事故の対応を進めると当初自分が想像していた以上に相手へ支払うべき賠償金が高くなる場合があります。

 

想像では3万〜5万円程度と思っていても、任意自動車保険会社からの事後報報告を聞いてびっくり!慌ててどうにかならないか相談するも、どうにかなる訳でもなく…というトラブルをよく目にします。

 

それではどのようにすれば、コストを抑えてコツン事故を解決することができるのでしょうか。

 

まず、任意自動車保険会社に任せると下記のような手順を踏みます。

 

交通事故報告→損害確認・損害金額算定→相手への賠償金額が確定→相手と和解解決→賠償金支払い

 

ここにその打開策が隠されています。

 

この、損害確認・損害金額算定の部分をまずは自分で対応するのはどうでしょうか。

 

相手の車両の修理先も、加害者が保険を使わない可能性が高く、加害者の自己負担になる可能性が高い状況下で、わざわざ高額な修理見積を提示してくるとは考えづらいです。

 

なぜなら修理先のリスクとして、高額な修理見積を提示してしまうと、他の修理先に行かれてしまうリスクがあるからです。

 

ですから、加害者側の自己負担による修理費用の支払いの場合は、比較的リーズナブルな修理見積金額を提示される場合が多いのです。

 

なので加害者のあなたから被害者の相手への最初の交渉は、

 

恐縮ながら修理費用がいくらになるのかどこかで修理見積を取ってください。
その修理見積の金額次第で、任意自動車保険を使用して賠償させて頂くか、自己負担で賠償させて頂くかを検討します。
と申し出ればいいのです。

 

 

 

 

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